ビットコインは高値圏で一服、XRPは急落——仮想通貨相場と世界経済の交錯【2025年7月24日レポート】

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いつも「BlockFiNews」をご覧いただきありがとうございます。本日は2025年7月24日、ビットコインをはじめとする主要暗号資産は、過去最高値をつけた後、やや落ち着きを見せています。しかしながら、市場の裏側ではトレーダーの清算やレバレッジ急増など、不穏な兆しも漂い始めています。

本記事では、最新の仮想通貨市場ニュース、エアドロップ情報、世界の経済動向、そして注目銘柄の価格推移を一気に解説。日々のトレードや投資戦略にお役立てください。

※免責事項

本記事は情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。
投資判断はあくまでご自身の責任にてお願いいたします。
掲載情報には細心の注意を払っておりますが、内容の正確性・完全性を保証するものではありません。
暗号資産の取引は価格変動リスクが伴いますので、十分ご注意ください。


主要ニュース:レバレッジ増大と清算ドミノ

ビットコイン(BTC)は一時12万ドル手前まで上昇した後、2%ほど反落。これにより、24時間で約17万6000人のトレーダーが清算され、総額5億ドル超のポジションが吹き飛びました。先物市場では未決済建玉が過去最高水準に達しており、ボラティリティの急拡大に注意が必要です。

アルトコイン市場では、XRPが1日で約11%下落。複数の大口ウォレットによる資金移動(約2億XRP)が観測され、コインベースへの送金も影響したと見られます。RSIは50付近で中立、センチメント次第ではさらに荒れ模様になる可能性も。

ポッドキャスト「Tapping Into Crypto」では、アルト市場に5〜10%の調整が入りやすいと指摘され、過度なポジション保有を避けるよう警鐘が鳴らされました。


エアドロップ最新情報:AspectaとBinanceに注目

◎ Aspecta(ASPトークン)

7月23日時点のスナップショットに基づき、BuildKeyでアクティビティのあるユーザーへエアドロップが予定されています。今回は対象外でも、今後の報酬ラウンドに期待が持てます。
(https://crypto-economy.com)

◎ Binance Alphaポイント

保有者向けにCalderaやYalaトークンの配布キャンペーンが開催中。180ポイント以上保有が条件で、24時間以内の申請が必要です。詐欺サイトへの誘導に注意しましょう。
(https://www.ainvest.com)

◎ PUMPトークン

話題のミーム系「PUMP」はエアドロップ延期を発表し、価格が12%下落。運営は「将来的に必ず実施」と強調しています。


世界の経済動向:PMIと中銀政策に注目

ユーロ圏:ドイツの7月速報PMIは総合50.3と前月の50.4からわずかに低下。製造業が49.2で依然収縮領域にあり、サービス業が50.1へ上昇したが製造業の弱さが回復を制限している。フランスは総合PMI49.6と11カ月連続で50を下回り、企業の新規受注が減少。

日本:製造業PMIは48.8へ低下し米国からの高関税懸念で輸出が弱含み。一方、サービスPMIは53.5に上昇し内需が堅調。

コモディティ:原油先物は米原油在庫が予想以上に減少したことや米EU通商交渉の進展期待で1%上昇。ブレント原油は69.15USD、WTIは65.93USD。ガソリン在庫は1.7Mバレル減、ディスティレート在庫は2.9Mバレル増。

米金融環境:シカゴ連銀金融状況指数が過去3年で最も緩和的となり、株高・ドル安・原油安が資金調達を容易にしている。これによりFRBが大幅利下げを正当化するのが難しいとの指摘。


本日の重要経済指標(日本時間換算)

  • 21:30 前週分新規失業保険申請件数
  • 21:30 前週分失業保険継続受給者数
  • 22:45 7月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
  • 22:45 7月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
  • 22:45 7月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
  • 23:00 6月新築住宅販売件数(年率換算件数)
  • 23:00 6月新築住宅販売件数(前月比)

PMIや中銀発表は市場のボラティリティを高める可能性があるため、時間帯には注意が必要です。


仮想通貨価格とテクニカル所感(2025年7月24日)

通貨USD終値円換算24H変動週変動テクニカルコメント
BTC$118,662¥17,372,344+0.17%-0.40%116k〜120kのレンジ。上抜けで123k視野、下抜けで111kまで調整も
ETH$3,612¥528,931-1.86%+4.11%3,500ドルが支持帯、上値は3,800ドル。アルトシーズン次第
XRP$3.09¥453-10.89%-11.01%2.90〜3.50ドルでボラあり。心理的節目は3ドル
SOL$185.11¥27,100-7.26%+5.39%上昇トレンド中の調整。180ドル割れは要注意
BNB$762.55¥111,639-4.23%+6.01%上昇チャネル内。750ドルが支持帯、780ドル超えで800ドル台へ

今後の相場シナリオと戦略

全体としては、ビットコインの高値圏での揉み合いが続き、アルト市場ではXRPの急落が目立ちます。ETH、SOL、BNBなど一部銘柄は上昇トレンドを維持中。

今週はECBの会合や主要国PMIの結果次第でリスクオンに傾く可能性もあり、好材料が出れば暗号資産市場にも再び資金が流れ込む展開が予想されます。

一方で、過熱感のあるレバレッジポジションの巻き戻しが起きれば、急落のリスクもあるため、利確・損切りラインを明確にした戦略が求められるでしょう。

短期的にはサポートラインでの反発狙い、長期的には押し目買い戦略でのエントリーが有効です。


まとめ

暗号資産市場は短期的に調整を挟みつつも、中長期では引き続き上昇トレンドを維持する銘柄が目立ちます。世界経済の動向や金融政策がセンチメントに大きく影響を与えるため、最新のマクロ指標や政策発表を注視しつつ、冷静なポジショニングが求められます。

エアドロップ情報も資産形成の一環として引き続き要チェック。情報の見極めとタイミングが成果を左右する時期に入りつつあります。

今後も「BlockFiNews」では、市場の流れを的確にとらえたレポートを配信してまいりますので、ぜひご期待ください!

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